Ref.565 Strap change

コンディションのよいRef.565だけに出来るだけVintageらしいテイストを保っておきたい感傷にかられる。

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ストラップをカミーユ・フォルネでオーダーした、マットクロコダイル素材でオリーブカラーのものに交換し、バネ棒もPATEK PHILIPPE純正のものを使用する。

バックルもコンディションのよいクラシックタイプを装着した。

改めて各部をチェックすると、およそ60年前に製造されたとは思えないコンディションに驚かされる。

ダイアルはやや経年変化が見られるもののエナメルコーティングがのり、Vintage PATEK PHILIPPEの特徴的なディティールである,ロゴが象嵌されたように仕上げられている。
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トップがバブル状になっている複雑な造形を持つクラウンは、この時計をもっとも特徴付けている。
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ケースサイドのホールマークも鮮明な状態を保っている。

スクリューケースバックは鏡面仕上げとなっているが"18K"の刻印はクリアな状態。
ラグ裏のホールマークも極めてクリスプで驚かされる。
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ストラップを固定するバネ棒も、時代によりいくつかのバリエーションがあるようで、比較すると様々な差異が見られる。
写真上はVintageのもので、写真下の現行のものに比べてやや太くなっており、仕上げもなめらかではない。
ピン先端も段付きにはなっておらず、スプリングの係数も低くなっているようだ。

現行のバネ棒はすべからくバネ係数を上げているようで、Vintageが製造された時代と比べ、現代の人々の活動がよりアクティブになっていることを考慮して、ストラップが外れる事故を未然に防ぐ意図があるのかもしれない。

個人的にはバネ棒はオリジナルにこだわるよりも、劣化したバネ棒による時計の落下を防ぐことが重要だと考えており、あまりにも低すぎるバネ係数のものは交換するよう努めている。

ただし、無用な摩耗を防ぐ意味でもケースと同素材とする必要があり、都度メーカーのサービスセンターに相談するようにしている。

趣味の範疇になるが、バネ棒にはYG、RG、WG、SSの種別があり、ケース素材と揃えたくなるものだ。
もっとも、Platinum製のバネ棒は存在せず、WG製を使用することになるようだ。
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バックルについても現行ながらクラシックタイプの極めて状態のよいものを装着した。
これ程小さいパーツにもかかわらず、18Kを表す750の表記とホールマーク、PPCoとメーカーの刻印が入っていることに驚かされる。
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オリーブのストラップがもたらす、不思議なカジュアル感とマッシブなケースの印象は、日常使いを容易にするが、マリーン(濃紺)やマットブラックのストラップを装着すると、フォーマルなドレスウォッチとして新鮮な印象を与えることだろう。
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鏡面仕上げを多用したアピアランスと径の大きなダイアルは迫力のある存在感を放つ、Vintage PATEK PHILIPPEである。
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  by pp5396 | 2011-01-07 01:21 | VINTAGE PATEK PHILIP | Trackback | Comments(10)

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Commented by 天下御免@ALL at 2011-01-08 08:31 x
このRef.565、私も「良いなぁ」と思っておりました。
竜頭とケース(ラグとベゼルに段差がない)の流れるようなデザイン、特に横から眺めたデザインが良いですよねぇ。
Commented by pp5396 at 2011-01-08 12:14
やはりVintage好きの方達には好評なRef.565ですね。
力強いデザインの中にも柔らかさを内包するよき時代のプロダクトだと思います。
Commented at 2011-01-08 14:32
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by pp5396 at 2011-01-08 21:08
corbusier-1887さん
はじめまして。ブログ拝見しました。
それなりなんてとんでもないです。
Ref.2499素晴らしいですね。第三世代でしょうか?
Ref.2497もお持ちですか・・・ため息が出るコレクションです。
あとはRef.1518にさかのぼるか、ワールドタイム、ミニッツリピーター等へ行かれるかですね。
リンクさせていただきましたので今後とも宜しくお願い致します。
Commented at 2011-01-08 22:06
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by pp5396 at 2011-01-08 22:45
現行の時計も決して興味がないわけではありませんので、ぜひブログで拝見させて下さい。
Ref.1518の凝縮した濃密さは素晴らしいですね。
実はいまRef.2499が密かに話題になっていますから不思議なご縁です。
こちらこそ今後とも宜しくお願いします。
Commented by one_after909 at 2011-01-09 09:13
此れも素晴らしいディテイルを誇りますね〜?
併せまして2つ前の詳細な記事でバリエーションを拝見して居りますと、大きさやシルエットとか鑑みまして96系とは又、違った魅力に溢れて居りますね♪ 深遠(淵)なるvintageの世界。。。
…しかし、この"オリーブ"カラーの見事なマッチングも堪りません!!流石です!お見事!!
Commented by pp5396 at 2011-01-09 10:22
one_after909さん
おはようございます。
ストラップのオーダーは楽しいものです。
色だけでなく、厚みをつけたり長さを変えたり、マットかシャイニーか等、意外なほど時計の表情が変わります。
最近のPPのバネ棒には突起が付いていますので、ちょっとした工夫で交換も容易になります。
Commented by tokeitokeih at 2011-01-10 06:20
おぉ~物凄く出遅れましたが 565ではありませんか!
昔は国内でも見かけましたが昨今は皆無、海外に流出してしまったのか・・・
昔、入手してどうしてもブレスレット仕様にしたくて(SS)国内は元より海外まで
GFのSSブレスを探した記憶が蘇ります。
Commented by pp5396 at 2011-01-10 11:11
tokeitokeihさん
コメントありがとうございます。
SteelのRef.565をお持ちですか・・・、素晴らしいです。
まさにコレクションピースですね。
プライスもさることながら、Gay Frères社製のSteelブレスレットを単体で探すとなると、奇跡的な出会いでもないと難しいかもしれませんね。
機会がありましたら当時のお話をお聞かせ下さいませ。

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