Caseback of Steel Watches.

今日はスティールウォッチのケースバックを眺めてみます。

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ケースバックの仕上げはいろいろあり、何が正解というものはないと思いますが、ある程度のセオリーはあるようです。
スクリューバックのケースには同心円状のターンド仕上げが多く、スナップバックのケースには同じくターンド仕上げ又は、一方向のヘアライン仕上げが多く見られます。
またスクリューバック、スナップバック共に、ポリッシュされた鏡面仕上げもよく見られます。

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ヘアラインの役目として、スナップバックには通常開け口と言われる工具を差し込む場所があるので、裏蓋をその方向にはめ込むことを明示しているのだと思われます。

対してスクリューバックの場合は文字通り、ねじ込むように裏蓋が取り付けられているため、同心円上の仕上げが自然に感じられます。
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いずれにしても、裏蓋だけを見て楽しめるというのも、Vintage PATEK PHILIPPEならではないでしょうか。

  by pp5396 | 2011-11-30 10:33 | VINTAGE PATEK PHILIP | Trackback | Comments(0)

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