Cal.27-460(M)

今日は時計屋さんらしく、PATEK PHILIPPE史上最高の自動巻ムーブメントとの評価もある、Cal.27-460(M)についての記事です。
だいぶ以前にスティールの自動巻である3466が入荷したときに記事を書こうと思っていたのですが、あっという間にSOLDになってしまい、書きそびれていました。

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このムーブメントは、No.1,116,900-1,119,999の3,100個とNo.1,120,000-1,129,999の10,000個、合計13,100個が1960年から1986年にかけ製造されました。1968年から1969年には造られていないという資料もありますが、理由は不明です。

次に、搭載されたリファレンスでカレンダー機構を持つものとして、3445や3514、3541、ヘビーケースの3558、Vintageで唯一のシースルーバックを持つ3561などがあります。

カレンダーがないものでは、大変人気のある3428(2526の後継)や3438、3439、パテックフィリップ製として殆ど唯一のSteelケースをもつオートマティックといっていい3466があります。
これらは製造数も極僅かです。

いずれにしてもこのCal.27-40はベアリング軸受けになったことで巻き上げが極めて良く、ペラトンが設計に関与した爪を2本用いた巻き上げ機構も秀逸です。
バランスもジャイロマックスを採用し、フリースプラング化されています。

ヴィンテージ最後の銘ムーブメントとして、かつ非常に実用的なムーブメントとして1本はコレクションに加えて頂きたいと思います。

  by pp5396 | 2013-06-26 05:36 | VINTAGE PATEK PHILIP | Trackback | Comments(0)

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