PP Magazine Vol. Ⅳ No.1

Volume ⅣとなったPATEK PHILIPPE magazineが到着しました。
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5月にジュネーブサロンを訪れた時には既に見ることができたので、凡そ1ヶ月遅れで届いたことになります。
記事の一つにRef.5524Gが取り上げられています。
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2015年のBaselで発表されましたが、まだデリバリーされていないのでしょうか⁈
マーケットでは時々見かけるものの、サロンでは一部仕様変更があり、デリバリーが遅れていると言っていました。
マーケットにあるものは極初期ロットなのか、本来なら回収されるべきものなのか…真相はよくわかりません。あるいは仕様変更が完了してデリバリーが始まっているのかもしれません。

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実はこのモデル、私の周囲では概ね評判がよくありません(^^;;
何故ホワイトゴールドで造ったのか、Steelであるべきだ、径が大きすぎる、ミリタリー調でパテックらしくない、といった不満が聞こえてきます。

しかし、個人的には評価しているモデルです。
一見ブラックに見えるダークブルーを採用した文字盤、ただのArabicではなくドーフィン数字という懐中時計によく用いられたインデックスを採用しているところも好ましいです。
針の形状もクラシカルで、ブールスティールという点も評価できます。

大きすぎると言われる径は42mmですが、ミュージアムに所蔵されたオリジナルのパイロットウォッチのケース径は55mmほどもあります。

またダイヤルのシグネチャーのバランスが近年のモデルとしては非常に好ましく思われます。

冷間鍛造により造形されたケースはソリッド感たっぷりで、形状もオリジナルを参考に上手く纏めていますし、トラベルタイム用のプッシャーはVintage likeな形状です。
上記Magazineでティエリー・スターン社長は、このモデルの構想はたった半年で完了したと語っています。
これまでの伝統に囚われず、作りたいものを一気に纏めたエネルギーを感じずにはいられません。
限定でもなく、目新しい機能もないリファレンスですが、個人的にイチオシなモダンピースです。
もちろんSSやPTがラインナップされるとしたらより魅力的です(^^)

  by pp5396 | 2016-06-10 16:13 | PATEK PHILIPPE | Trackback | Comments(1)

Commented at 2016-06-11 20:36
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。

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