Pecora Ginza.
雨の中でも時計ファンが大勢詰めかけており熱気がありましたね。
その後はジャケットを仕立てて頂いているサルトへ急ぎました。
2月の出張までに仕上げをお願いしている関係で、今日が中縫いのタイムリミットでした。
私はちょっと特殊な体型のせいもあり、既製服は全く選択肢がありません。

店主の佐藤氏はミラノで修行した第一級のサルトです。
実に手際よく、各部を調整しマチ針を打っていきます。
その後は袖を外し、肩回りのチェックを行います。(袖が外してあるのは確認のためです)
今回は出張用に限られた予算の中で、最適な生地を選んで頂きました。
実は海外のVintage PATEK PHILIPPEを取引するシーンでは、時に服装を値踏みされることがあります。
彼らはまったく無意識のうちにそうしているようです。
私は普段、カジュアルな服装で気軽に過ごしていますが、出張時にトランクの中にきちんとした上着を1着入れておけば着回しが効きます。
ボタンも上質な感じの水牛か、コロッソ(いわゆるナットボタン)か迷いましたが、古き良き時代のVintageのコロッソを付けて頂けることになり、仕上がりにもまとまりが出たように思います。

右の1個がコロッソ、左はすべて水牛です。
共に天然素材なので色目が異なっています。
今回は中縫いでしたので、あとは仕上げて頂くだけです。
来月頭に受け取るのが楽しみになってきました。
by pp5396 | 2012-01-21 22:40 | Usual Topics | Trackback | Comments(0)