A story of purchasing the DB5 from Newport Pagnell Vol.4

このブログ記事のタイトルが示す様に、お客様は私どもが作成した概算見積書をご覧になり即座に購入を決断されました。

一言、「このプレミアム価格は、言うなれば時間を買うという意味になりますね」と添えられたことが印象的でした。


今考えてもこれは本質をついた考察をされたと思います。

それは、私がニューポートパグネルのアストン・マーティン・ワークスのショールームで出会ったイギリス人と思しき紳士の言葉が忘れられられないからです。


私が納車の打合せの為に、担当のN氏を彼の地に訪ねたとき、ショールームには美しく仕上げられたシルバーバーチのDB5が「SOLD 」と表示されたパネルと共に置かれていました。

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我々がニューポートパグネルを訪問した日、担当N氏はわざわざ展示ブースを作って、車両を展示しておいてくれたのです。

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私がその佇まいに感動を覚えつつドアハンドルに手をかけたとき、一人の紳士が声を掛けてきました。

「あなたがこの車を購入したのですか?」

私はとっさに「はい、そうです」と答えると、その紳士は「あなたが本当に羨ましいですよ、おめでとう」と”jealous”という単語を使い仰ったのでした。


私は少しこそばゆく感じながら、本来ならお客様ご自身がこのある種の祝福ともいえる言葉を受けられるべきなのだろうと思ったのでした。


後に担当N氏によれば、この車両に対する引き合いは複数あり、やはり需要の強さを感じたのです。


やや時間を戻しますが、実際にオーダーを出すことを決定してからは実務的には作業が山積みでした。


まず最終的な価格交渉を行い費用総額を決定、その後は配送の手配(配送の手段は、アストン側もお客様側も異論なく空輸の選択肢のみでした)の調整など基本的にはアストン側がその殆どをワンストップで手配してくれます。

ちなみに空輸にかかる総費用は約2万ポンド強、内保険料が9,000ポンド程となっています。


しかし私どもでは念のため、登録にあたり国内法規への対応確認や通関手順の確認、国内配送業社の選定、国内登録の実務を依頼する専門工場との打合せ、あわせて総費用の概算算定の修正など、やるべき項目は多岐に渡りました。


さて、次回の記事ではDB5の詳細画像が登場予定です。

素晴らしいレストアレーションが施されたディテールと、アストン側のきめ細かい対応について、一部をご紹介する予定です。

今、私がいえることはAston Martin Worksは決して車というモノだけを販売しているのではありません。

そのフィロソフィーと共に車の形をした別の何かを顧客のもとへ届けようとしているのです。


Vol.3の記事はこちら

Vol.5の記事はこちら


  by pp5396 | 2018-05-19 04:17 | Aston Martin | Trackback | Comments(0)

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